現代社会で生きるわたしたちにとって切っても切り離せないのがお馴染み【ストレス】。
仕事のプレッシャーや人間関係、情報過多など、ストレスはわたしたちの日常のあらゆる場面に現れ、心と体に多大な悪影響をもたらします。
もちろん美容にとってもストレスは大きな弊害なります。
この投稿ではそんなストレスと美容の関係について、その対策も含め簡単にご説明したいと思います。
ストレッサー(ストレス状態を引き起こす原因)の種類
まずストレスとは、外部からの刺激(ストレッサー)に対して心身が反応する状態のことを指します。ストレッサーには、物理的、化学的、心理・社会的な要因があります。
- 物理的ストレッサー: 暑さや寒さ、騒音、振動など。
- 化学的ストレッサー: 薬物、大気汚染、酸素欠乏など。
- 心理・社会的ストレッサー: 人間関係、仕事のプレッシャー、家庭の問題など。
こういったストレスは一つひとつは些細なものでも、蓄積されるとやがてお肌に大きなダメージを与えます。
ストレスが美容に与える様々な影響。
ストレスは美容に大きな影響を与えることがあります。特に肌や髪に対する影響が顕著です。
この時点でストレスが美容によくないのは明らかですが、
その中でも今回一番注目してほしいのが
【活性酸素】の存在です。
ストレスと活性酸素の関係性
活性酸素(Reactive Oxygen Species, ROS)とは、呼吸によって取り込んだ酸素の一部が活性化した状態のことを指します。活性酸素は免疫機能や細胞の情報伝達において重要な役割を果たしますが、強い酸化力を持つ物質で細胞を酸化させて老化を加速させたり、細胞の炎症を引き起こす肌トラブルの原因となるものです。そしてなんとストレスは体内に大量の活性酸素を発生させるのです。
活性酸素の役割: 活性酸素は細胞間の情報伝達にも関与しています。白血球が活性酸素を生成し、病原体を攻撃します。
活性酸素が増える要因
- 紫外線: 太陽の紫外線が活性酸素を生成します。
- 喫煙: タバコの煙に含まれる有害物質が活性酸素を生じさせます。
- 激しい運動: 過度な運動は余分な活性酸素を発生させます。
- 人間関係:人間関係などの内的ストレスでも血管が収縮し血流障害が起こるため、大量の活性酸素を発生させます。
活性酸素の影響
- 老化: 活性酸素が細胞を酸化させ、老化を促進します。
- 細胞膜の酸化: 活性酸素は細胞膜の脂質を酸化し、細胞の栄養と老廃物の出し入れがスムーズに行えなくなります。
- DNAの損傷: 活性酸素は細胞の核にあるDNAを傷つけ、細胞の変異や死滅を引き起こします。
- 動脈硬化の促進: 活性酸素は血液中のLDLコレステロールを酸化させ、動脈硬化を加速させて血管の老化を促進します。
- 生活習慣病: 糖尿病や動脈硬化などの原因となることがあります。
- がん: 活性酸素がDNAを損傷し、がんのリスクを高めることがあります。
つまり活性酸素とは
細胞レベルでわたしたちの肌を劣化させ老化現象を引き起こす美肌の大敵ということです。
では今度はそんな活性酸素とどう向き合えばいいのか見ていきましょう。
活性酸素を抑える方法
活性酸素は完全に除去することは不可能です。しかし、生活のちょとした工夫や意識の向上で軽減することは可能です。
ストレスはなくすことはできませんが、原因や対処法を正しく理解し、これからも美しい肌を維持していきたいですね。